ロイマル

ロイマル小説。
甘です。多分。やたら短い。

「マァールスッ♪」
マルスに抱きつく。

「っ！？ロイ…！？」

顔を真っ赤にして離れてよ、と呟く。

「マルスが可愛いから無理ー」

「可愛くないから！っていうか男にそんなこと言わないでよ…！」
可愛いからしょうがないじゃん。と思ったが声には出さない。

「キスして良い？」
「…！！？」
少し驚くマルス。
密着した胸と背中。

―まあ、嫌と言われてもするけどね。

「ぃぃょ…」
「え？」
「きっ…キスしても、良いよ…」

驚きの展開だ。
何時も嫌と言うのに。


「じゃ、御構い無く♪」
「ん…！」

唇を押し付ける。
時々声の漏れるマルスが可愛くて。

ゆっくりと唇を離した。
マルスの顔は赤いままだ。

「珍しいな。マルスが許してくれるなんて。」
「許さなくても…どうせやるじゃないか…。それに…。」
「それに？」
「たまには、ロイの言うこと聞いてあげようかな、とか思って…」

語尾が小さくなっていった。
顔が赤いのがこちらからでも分かる。

「っ…、お前反則…」
「へ？」

可愛すぎてそのまま押し倒す。

「ついでだから、今日は俺の言うこと全部聞いてよ？」
「…！調子に乗るなー！！！」
ドカン、と蹴りをいれられて逃げられる。

「ちっ…」

笑いながらマルスの後を追った。

＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊
短っ！！
ロイマル書いてみました。
いやぁ～、ロイマルも好きなんですよ、これが。
…にしても本当に短い。
３０分で書いたからなぁ。